2010年 10月18日
京都マイクロコンピュータ、Cortex-A9 MPCore搭載、小型で低価格の
高機能評価ボードKZM-A9-Dualを発表
SMP Linux 2.6、Android 2.2付属ですぐに評価可能
京都マイクロコンピュータ株式会社
京都マイクロコンピュータ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:山本彰一)は、本日、ARM Cortex-A9 MPCore (ルネサス エレクトロニクス社製EMMA Mobile EV2)を搭載、Linux 2.6およびAndroid 2.2付属、小型で低価格の国産製評価ボード、KZM-A9-Dualを発表しました。当評価ボードには、Linux 2.6およびAndroid 2.2のソースとバイナリ、ツールチェーンが付属しているので、ご購入後すぐにARM Cortex-A9の評価が可能です。また、当社製JTAG ICE、PARTNER-Jetと組み合わせて利用することにより、最先端のARMプロセッサであるCortex-A9に最適な開発環境をご提供します。KZM-A9-Dualの標準価格(税抜価格)は、LCDタッチパネル付属で98,000円です(ボード本体、マニュアル/回路図、Linux 2.6、Android 2.2、ACアダプタ)。なお、KZM-A9-Dualボードは、2010年12月より受注開始、出荷は2011年1月を予定しています。
KZM-A9-Dualは、CPUには最新ARMプロセッサCortex-A9 MPCoreが2個搭載され(各コア533MHz)、大容量のL2キャッシュを介してメモリに接続されます。またSD、USB、LAN、LCD、Video、Cameraなど豊富なペリフェラルを搭載した高機能評価ボードです。さらに、当社製JTAGデバッガPARTNER-Jetとあわせて使用することにより、マルチコアやSMP、さらにAndroidの効率的なデバッグが可能になります。PARTNER-Jetは、ARM CoreSightデバッグアーキテクチャや、NEON命令、Thumb2などの最新のARM v7命令にも対応しており、ARM Cortex-A9を最大限に評価できます。ARM Cortex-A9 MPCoreまたはLinuxやAndroidを用いたシステムの試作・評価やLinux/ARM Cortex-A9 MPCoreで動作するミドルウェアの開発などご利用いただけます。
KZM-A9-Dualの主な仕様は以下の通りです。
CPU |
ARM Cortex-A9 2コア構成 (ルネサス エレクトロニクス社製 EMMA Mobile EV2 各コア533MHz)
ARM v7 アーキテクチャ、NEON、Thumb2対応
L2 キャッシュ 256KByte |
メモリ |
DDR2 512MByte(オンボード実装)
NOR Flash 64MByte、eMMC NAND 4GByte |
ペリフェラル |
LCD/タッチパネル
SD/USB/LAN/UART/AUDIO/Video Out HDMI
JTAGデバッグコネクタ
|
電源 |
ACアダプタ(5V、 3.5A) (ACアダプタ付属) |
サイズ |
12cm x 12.5cm |
製品の詳細につきましては、
http://www.kmckk.co.jp/kzma9/index.htmlをご覧ください。
京都マイクロコンピュータ株式会社について
京都マイクロコンピュータ株式会社
(www.kmckk.co.jp)は、1985年の設立以来、組み込み開発環境の充実と効率化をテーマに製品の開発を行ってきました。超高速JTAG ICEとデバッガソフトを組み合わせたPARTNER-Jetシリーズをはじめ、コンパイラなどの開発環境と評価ボード類を軸に、常に組み込み開発を支援する先進的な製品を提供しています。
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