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PARTNER-Jet1台で、SMP-Linuxのカーネル、ローダブルモジュールからアプリケーションまでのすべてをデバッグできます。
複数CPU において SMP-Linuxが動作しているシステムでも、シングルCPUと同じような感覚でICEを使ってデバッグすることが可能です。
SMP-Linux対応の主な特徴
- PARTNERが、SMP-Linuxを正確に把握しているため、デバッグ対象が、SMPのCPUコアを移動しても同一のデバッガウィンドウが自動的に対応します。
- 複数のアプリケーションを同時にデバッグ可能です。
- 実績豊富なLinuxデバッグの機能が全て使用できます。
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対応CPU
ARM(MPCore), SH(SH-X3), AM34, MIPS(予定)
SMPでも、シングルコアでのデバッグと同じ操作性を実現
SMPでは各スレッド(タスク)が実行される CPUを、SMP OSのスケジューラが動的に決定します。
例えば、ある瞬間に CPU-0で実行していたスレッドが、次の瞬間には CPU-2で実行しているようなことがあります。このような場合には、スレッドに設定したブレークポイントが、どの CPUコアから発生するかは、ブレークポイントが発生するまで分かりません。
SMPに対応した PARTNER-Jetでは、デバッガが直接 SMP OSを解析することにより、どの CPU
コアでブレークポイントが発生しても、そのブレークポイントが発生したスレッドやプロセスを
特定して、正しく処理ができるようになっています。PARTNER-Jetは、SMP CPUの持っている複数の CPUコア全てに接続していますが、SMPデバッグ時にはデバッガ利用者には一つのデバッガから一つの CPUをデバッグするように使うことができます。